佐賀県立学校でいじめ 県教育委員会 「重大事態」として第三者委員会に諮問
佐賀新聞 2023/5/19(金) 7:57配信
佐賀県教育委員会は18日、県立学校でいじめの重大事案が発生したとして、第三者委員会の県いじめ問題対策委員会(委員長・�眸�兼利西九州大教授、8人)に、調査と調査結果を踏まえた対処の在り方について諮問した。
県教委などによると、2022年度、県立学校でのいじめによって生徒の30日以上の欠席などがあり、いじめ防止対策推進法が定める「重大事態」と判断された。学校名や判明した経緯は、生徒の特定につながる可能性があるとして公表していない。いじめの具体的な内容も「暴力行為や金銭の要求は確認されていない事案」との説明にとどめている。現在、いじめは続いていないという。
委員会は同法に基づき、有識者らで構成する。会合は非公開で行われ、学校が中心となって実施した調査内容を確認した。今後は審議を重ねて県教委への答申をまとめる。
いじめの疑いで不登校になるなど、県立学校で重大事態が発生し、同委員会に諮問されたケースは7例目になる。(宮��勝)